TOEC対策において、参考書選びは非常に重要です。この記事では、特におすすめの参考書を紹介していきます。
参考書選びが重要な理由
TOEICの参考書は数多く出版されていますが、その出来には相当な差があります。その大きな理由の1つは、TOEICの過去問がいっさい公開されていないことです。当日試験を受ても問題の持ち帰りは不可。ましてやリスニングの音声などは入手のしようがありません。
TOEIC参考書の著者たちは、実際にTOEICを受験した際の経験や記憶をもとに執筆しています。そのため、著者によって参考書の質にかなりの差が出ることになります。極端な例だと、著者の受験経験が少ないのか、試験形式を正しく再現できていないものまであります。
確実な情報源は公式問題集だけ!
TOEICの問題に関して公式ソースといって良い本は、公式問題集のみです。これは過去問ではなくあくまで本物そっくりな問題集ですが、本番の形式やレベルに非常に近いと言われています。本番に限りなく近い問題集を持っていたいならこれ一択。
ですがこの公式問題集は、2022年現在でもVol.8までしか出ていません。しかも、古めの巻は最新の出題傾向を反映していないので推奨されません。
そこで以下では、公式問題集以外で特に評価の高いTOEIC参考書を挙げていきます。いずれもTOEICの受験回数が豊富な著者が書いたものなので、再現性は非常に高くなっています。
TOEIC全般
マンガで攻略! はじめてのTOEIC(R)テスト 全パート対策【CD無しバージョン】
まずTOEICとは何か、どういう問題が出るかを知りたい人向けの参考書です。TOEIC対策で有名な濱崎潤之輔さんによる本。各パートの要点をわかりやすく解説してくれます。
[新形式問題対応/音声DL付]TOEIC(R) L&Rテスト 直前の技術
こちらは、TOEICを1度は受けたことがある人向け。TOEICの点数アップにつながるテクニックを集めた本となっています。本番でよくわからない問題が出たときに、少しでも正解の可能性が高い選択肢を選ぶための指針ともいえます。今から英語の知識を詰め込む時間がない人、あるいは知識はあるはずなのに解き方がわからない人は得点アップが望めると思います。
単語集
「金のフレーズ」は、TOEICに出やすい単語だけを集めた単語集です。TEX加藤は研究のためにTOEICを膨大な回数受験している方。この本ではTOEICによく出る単語だけを、TOEICによく出る例文を添えて解説しています。解説欄にTOEICの問題のストーリーにありがちなネタが書かれており、クスリとできることも。
こちらは、金のフレーズの好評を受けて執筆された姉妹作。TOEIC600点程度を目指す人を対象としています。金のフレーズが難しすぎるという方はこちらをおすすめ。
リスニング
TOEIC L&Rテスト 壁越えトレーニング Part 1-4(音声DL付)
TOEICのリスニングパートであるPART1~4の対策がこれ1冊でできます。問題のタイプごとに、考え方や解き方を詳しく解説しています。自己採点・自己分析にも力がしやすい作りになっており、自分の弱点を克服することが可能です。
文法
TOEICで文法の知識が問われるのは主にPART5、PART6です。
この分野の超定番の参考書は「文法特急」シリーズ。問題のパターンごとに解放を詳しく紹介しています。これをしっかり読めば、非常に早くPART5・6(特に5)を攻略できるようになります。難関であるPART7により多くの時間を回すためにも、PART5・6の高速化は重要です。
なお初版はかなり前のものなのですが、2021年に新版が発売され、最新の傾向に対応しています。
長文
PART7の長文読解は焦って上手く解けないことも多いです。そんな人のために、問題のタイプごとに解くための知識や技術を詰め込んだ本となっています。
ちなみにこの「究極のゼミ」シリーズは非常に情報量の多いシリーズです。ここではPART7版を紹介しましたが、余裕があれば全PARTこの究極シリーズでそろえるのもおすすめです。
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