Netflixで3月末から「はじめてのおつかい」が配信開始されています。音声はオリジナルの日本語のみですが、字幕は多数の言語に対応。20ヶ国語くらいはありそうです。もちろん英語もあり。
なお英題は「Old Enough」。「~できる年ごろ」というニュアンスです。
はじめてのおつかい
「はじめてのおつかい」は、日本テレビで放送されている人気番組。放送は不定期の特番ですが、約30年の歴史を持つ長寿番組でもあります。
番組のコンセプトは、小さい子供(3~6歳くらいが多い)に、人生初の1人でのおつかいをしてもらうというもの。1人とはいったものの、もちろん撮影スタッフなどは同行していると思われます。そのあたりの事情までは察せない海外の視聴者から「危険じゃないのか?」と危惧する声もあるとか……。
Netflix版
今回配信開始されたNetflix版は、過去のTV放送の傑作選です。2008年~2019年くらいから選ばれている模様。1エピソードあたり10~20分前後で、純粋におつかい中のシーンのみを収録しています。
英語
主役は小さい子供なので、台詞はかなり単純です。ときおり、言い間違いなどもしています。このへんも英語字幕の内容に反映されているので読んでいて面白いです。
子供によってはあまりしゃべらなかったりするので、ナレーションの役割も大きくなっています。こちらもなかなか面白い語りになっており、ユニークな冗談もしっかり翻訳されています。
以下では、第1話で印象に残った英語字幕から、いくつか紹介していきます。
We found an unbelievable little errand genius!
信じられないほどの⸺小さなおつかいの 天才を見つけました
第1話冒頭のナレーション。「おつかい」はerrandと訳されています。
At this age, it takes a little time for your brain’s circuits to all link up!
頭の回線がつながるのにこの年齢は 多少時間がかかります
回路(circuit)は第1話のナレーションで多用されている言葉。小さい子供が状況を理解したり、大事なことを思い出したりすることを「回路がつながる」と表現しています。
Superb! I underestimated you!
いやあ お見事! おみそれしました
見事におつかいが成功した際のナレーション。「おみそれしました」は、相手の能力を低く見積もっていた場合の謝罪の表現。英語ではunderestimate(過小評価する)を使って訳されています。
海外の反響
海外でも話題になっているのか、ニュースサイトに紹介が載っていたりします。こちらも読んでみると勉強になりそう。
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